今回は、玄米の炊き方をお話しします。
今では、玄米も炊飯器で簡単に炊ける
機能が備わっていますので簡単に
美味しい玄米が食べられます。
そんな炊飯器は持っていないという方にも
昔からの道具で玄米が炊けます。
しかも、少量の玄米でも上手に炊ける
方法です。
今回は、直径20cmぐらいの土鍋(小)を
使用して1合半(1合5勺)の玄米の
炊き方を例として考えてみましょう。
この分量で炊くと、1食にお茶碗1杯を
食べるとして3食から4食分となります。
■通常の炊き方
玄米1合半(300ccカップ1杯)とすると、水は
その2倍の600cc、自然塩ごく少量です。
玄米と水は、1対2 と覚えます。
①玄米はごく軽く水洗いする。
白米のように、とぐ必要はありません。
②一度、沸騰して冷ました水に、
玄米を一晩漬けます。
③翌朝、ザルで水を切り分量の水と自然塩を
少々を土鍋に入れ炊きます。
④沸騰するまで、中火または弱火で炊きます。
それから 「ほたる火」 にして、約1時間
すると、ちょうど炊き上がります。
⑤火にかけて、1時間前後の所で蓋をとり、
パチパチと乾いた音が出ていれば蓋を
して火を一度強めます。
5~10秒のちに火を切ります。
⑥30分以上、そのまま蒸らします。
*ほたる火で炊いている時間は、火が消えて
いないか時々、確認してください。
タイマーを持ち歩いていれば、少し離れた
所でも時間まで色々なことができます。
必ずタイマーのセットは習慣にしてください。
*ご家庭によって「ほたる火」になるほど弱火
にできず、 1時間前でこげる場合は、次回
から30~40分経過 した所で土鍋と火の
間に、もちあみを入れます。
*慣れてきたら、玄米にうっすら「おこげ」を
作るコツも、自然に分かってきます。
■保存
こうして炊き上がり、良く蒸らしたのちに
普通は、別の容器に移し保存します。
あるいは、玄米を土鍋の中でほぐして
蓋をし自然に冷まし、この土鍋のまま、
冷蔵庫に入れて保存することもできます。
■水加減など
新米の時期の玄米は、水につける時間を
1/3にし、 水加減も2割ほど減らします。
このような方法で、美味しい玄米が炊き
あがるコツを見つけてみましょう。
失敗して、玄米が美味しく炊けなかったという
体験もムダにはなりません。
そこで、学ぶことができるからです。
食生活の良い習慣が、あなたの健康な体と
美しいお肌をつくり上げてくれます。